itobatakeでしか買えない国産の和紙リリヤン
ジメジメして暑い夏がやってきました。
夏になるとやっぱりitobatakeのサラッとして非常に軽い和紙リリヤンが大人気。
夏だけでなく、1年を通して全国の皆様に購入して頂いているitobatakeの「和紙リリヤン」
今日は和紙リリヤンの誕生秘話!? をお話したいと思います。
ちょうど1年前の今頃、itobatakeのスタッフが和紙糸の工場見学に行きました。愛知県にある日本で数少ない国産和紙糸のメーカーです。
この会社は、独自で開発した、和紙糸を細くスリット(カット)して、それを糸にしていく機械で、高品質の和紙糸を生産しています。
この会社が持つ工場でitobatakeが使用する和紙糸が作られています。
itobatakeの和紙糸は薄い和紙を1mm幅にスリットし、そのスリットされた和紙を撚ることにより糸にしていきます。その1mmという細い幅にスリットする技術が日本にしかないのです。
日本で作る和紙糸は細くて軽く、またシャリっとした肌触りの、まさに神(紙)業そのもの。
この出来上がった和紙糸に一目惚れして、何か手芸用の糸を作りたいと思いました。
しかし、細い和紙糸を単に撚り合わせて手芸用の糸にするのは面白くない.... 何か良いアイデアはないか...
悩んでいても良いアイデアは浮かびません。
気分を切り替え、撚糸工場にも視察に行こうとなりました。
たまたま近くにあった老舗の撚糸工場をおとずれ、色々な撚糸機を見せて頂きました。
その時に一台の撚糸機が目に入りました。
なぜ、目についたかと言うと、他の機械は稼働しているのに、その機械だけが稼働してませんでした。
そう、その機械こそが私達が見つけたリリヤン編機でした。
リリヤン編機は糸を筒状に編んでリリヤン糸にする非常にに繊細な丸編機です。
その機械は素晴らしい商品を作れるにもかかわらず生産性が悪いと言うことで稼働していませんでした。
itobatakeのメンバーはすぐにこのリリヤン編機を使って和紙リリヤンを作ろうと決心しました。
決めたらすぐに実行するitobatakeのメンバーは、早々に和紙リリヤンの企画をし、サンプル作成を依頼しました。
1週間後に撚糸工場から送られてきた和紙リリヤンのサンプルを見て「これは売れる」と確信しました。
送られてきた和紙リリヤンのサンプル糸
軽くて通気性がよく、シャリ感のある特別な和紙リリヤン。水通しをすればふっくら膨らみ、軽くてボリュームのある糸に変身します。
次は染色です。
この生成の和紙リリヤンに色をつけなければいけません。
ここからitobatakeの得意な染色工程となります。
まずはブラウンに染めよう!
まず、ブラウンに染色するために調合作業を行います。
調合が決まれば染色工程
ブラウンに染色中...1時間待ち...😆
乾燥機で乾かしたら出来上がりでーす😊
ちなみに染色から乾燥まで丸一日かかります。
最後に100gに小割して出来上がり:)
和紙リリヤンのブラウン
大変長い道のりを経て、和紙リリヤンが完成しました〜(涙)
たまたま訪問した撚糸屋さんでリリヤン機に出会い、国産の和紙糸をリリヤン編みにしてみたらめっちゃ良い和紙リリヤンができたという「偶然」...というか「運命」の出会いで出来上がったitobatakeの和紙リリヤン。
皆様との素敵な出会いになりますように..!!.